山梨県絹人繊織物工業組合
- 所在地 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田2丁目5-1
- TEL 0555-22-4193
- FAX 0555-24-7181
- 理事長 加々美 好
- 設立 昭和41年12月26日
傘下組合
関連組合
山梨県の富士北麓地域、郡内地域は、古くから続く織物産業が栄える地域です。
山梨県絹人繊織物工業組合は、この地域にある、富士吉田織物協同組合・西桂織物工業協同組合・谷村織物工業協同組合・大月織物協同組合の4つの組合で構成されています。
富士山の湧水をはじめとする恵まれた自然で織りなす当産地の織物は、「細番手」「先染」「高密度」を特徴としています。
また歴史の変遷のなかで、小回りのきく生産体制を活かし、全国的にも他に類をみない多様なアイテムを生産しています。
当組合では、各関連組合や、山梨県、富士吉田市・西桂町をはじめとする各自治体、富士吉田商工会議所等と連携し、産地企業の新しいテキスタイルや製品の開発支援、国内・海外の展示会出展やイベント開催、プロモーション等販路開拓支援、テキスタイル及び織物製品の販売、産地の情報発信やオープンファクトリー等、織物産地の発展・振興に向けた多様な事業を行っています。
山梨産地の織物の歴史は古く、この地に初めて織物が伝えられたのは、紀元前219年、秦の始皇帝の命を受け不老不死の霊薬を求めて訪れた除福によるという伝説が残っています。
今から約1,000年前の平安時代の法令集には、「甲斐の布」という記述があり、これが当産地最古の記録とされています。
江戸時代の初めには、一大織物産地として知られるようになり、明治期には軽く薄手で優美な風合いの「甲斐絹」が、羽織や和服の裏地として隆盛を誇りました。
第二次世界大戦時には、織機が金属として接収され生産高は一時激減しましたが、戦後の復興に伴い、和服から洋服に変化した服裏地や、夜具地、座布団生地等の需要が増え、生産は拡大し好景気を迎えました。
その後、1970年代をピークに生産高は減少していますが、各企業が新しいテキスタイル開発に取り組み、多様な織物を生産しています。
先染めの服裏地や、ジャカード織りのネクタイ生地、傘生地、高級カーテン等インテリア生地では、全国でも高いシェアを誇ります。
近年は、生地のOEM生産だけではなく、産地の各企業がテキスタイルを生かしたアパレル、インテリア雑貨、ネクタイ、傘、ストール等のオリジナル製品を開発し、新しいファクトリーブランドが数多く誕生しています。
産地の最新情報や、歴史、生地特徴、織物の生産工程、各工場の詳細につきましては、ハタオリマチのハタ印ウェブサイト(運営 ハタオリマチのハタ印プロジェクト・事務局:富士吉田市産業観光部商工振興課)により情報発信を行っています。ぜひご覧ください。
●産地の歴史
https://hatajirushi.jp/history
●産地の生地の特徴
https://hatajirushi.jp/feature
●織物の工程
https://hatajirushi.jp/process
山梨ハタオリ産地(郡内織物産地)の概況につきましては、以下サイトを参考にご覧ください。
●山梨県産業技術センター・富士技術支援センター「山梨県郡内地域 織物生産概況(推定値)」
https://www.pref.yamanashi.jp/yitc/fit/gaikyou.html